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GPUとCPUの違い

ここでは、中央演算処理装置(CPU)とグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)の違いについて詳しく解説します。演算装置の違いを理解することで、自社にとって適切な環境の選択、構築をすることができます。

目次

CPUとは

CPU(Central Processing Unit)はコンピュータの中枢部に位置する処理装置で、主にシングルスレッドのタスクや一般的な計算処理を行います。これには、オペレーティングシステムの制御、アプリケーションの実行、ハードウェアの調整などが含まれます。

CPUは1度に1つ、または少数の処理しか行えませんが、非常に高速に処理できるため、割り当てられたシングルタスクを迅速に完了できる特徴があります。

なぜGPUが必要なのか

GPU(Graphics Processing Unit)は元々、3Dグラフィックスのレンダリングを効率的に行うために開発されました。その後、強力な並列処理能力が科学計算や機械学習といった分野で有用であることが明らかとなり、これらの並列的な演算タスクにも使用されるようになりました。今では、大量の画像データの処理のみならず、高速計算や機械学習でも重宝されています。

GPUとCPUの向いている利用シーン

CPUは一般的な計算処理や制御に適しています。一般的な計算処理には、Webブラウジング、オフィスアプリケーションの実行、簡単なプログラムのコンパイルなどが含まれます。

一方、GPUは3Dモデリング、ゲーム、AI学習、深層学習など、大量のデータを1度に処理する作業に適しています。大量のデータ処理には、大型のグラフィックスデータの描画や、大規模なニューラルネットワークの学習などが含まれます。

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コンピュータシステムの性能を最大化するためには、CPUとGPUが均衡していることが重要です。GPUを新調したものの、CPUがボトルネックとなり、結果的に性能が発揮できずというケースも珍しくないため、環境を構築する際は専門的な知識が必要になります。

クラウドGPUサービスを利用する場合は、自社で環境構築の必要がないため、専門的なボトルネックの不安は不要となります。ぜひ、選択肢の1つとして考えておくと良いでしょう。

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