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仮想現実(VR)・拡張現実(AR)にGPUを使う

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を利用すると、より臨場感あるコンテンツを制作することができます。VR/ARコンテンツのレンダリングやシミュレーション、Oculus Rift、HTC Vive向けのアプリケーション開発などでGPUが活用されています。

仮想現実(VR)・拡張現実(AR)にGPUは不可欠

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)はリアリティな映像・グラフィックと組み合わせることでより臨場感あるコンテンツに仕上げることができますので、競争力のあるコンテンツ開発にはGPUが必要不可欠です。

VR動画

今までは画面を直接的に見て映像コンテンツを楽しむことが一般的でしたが、一人称視点でコンテンツを楽しむことができるVR動画も増えています。同じ映像コンテンツであったとしても自分の意思で見たい視点を切り替えられ、よりリアリティある映像を楽しめます。

VRゲーム

VR技術を最大限楽しめるコンテンツにはゲームが挙げられることが多いです。誰もが一度は夢見たことのある「ゲームの中に入る」という楽しみ方ができるようになり、実際にさまざまなゲーム作品でVR技術が取り入れられるようになっています。

VRChat

VRChatはアメリカの企業が運営するソーシャルVRプラットフォームです。自らのアバターを設定することによりコンテンツの中に入り込み、他のユーザーたちとバーチャル空間で交流でき、新たなコミュニケーションツールの一種として高い人気を誇っています。

VR展示会・内覧会

パンデミックの影響により接触機会が減った際、大きな影響を受けたのがいわゆる「リアル展示会」などの対面で商談などを行うビジネスです。VR技術を使うことにより直接対面ができない状況であっても展示会や内覧会が行えるほか、地理的遠隔性などの弱みも補うことができるようになっています。

仮想現実(VR)・拡張現実(AR)に必要なスペック

日本最大級の動画制作プラットフォーム「VideoWorks」(ビデオワークス)を運営するCrevo(クレボ)株式会社の調査によると、動画制作・編集で最も使用されているソフトは「Adobe After Effects」であると紹介されています。2位は「Adobe Premiere Pro」となっており、Adobe製品が一強である構図が浮かび上がっています。ここでは「Adobe After Effects」のスペック(必要システム構成)について紹介します。

出典:https://videoworks.com/news/information/creatorreport_edit/

項目 最小 推奨
プロセッサー Intel® 第 6 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 1000 シリーズ以降の CPU、 Advanced Vector Extensions 2(AVX2)サポートが必須 Quick Sync 搭載の Intel® 第 11 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 3000 シリーズ/Threadripper 3000 シリーズ以降の CPU
オペレーティングシステム Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 22H2 以降 Windows 10(64 ビット)バージョン 22H2(以降)または Windows 11
メモリ 16 GB の RAM HD メディアの場合は 16 GB の RAM、4K 以上の場合は 32 GB 以上
GPU NVIDIA GPU を搭載した Windows:GPU は、Maxwell 世代以降で、4 GB 以上の VRAM を搭載している必要があります/Intel または AMD GPU を搭載した Windows:4 GB 以上の VRAM のディスクリート GPU と OpenCL のサポート 8 GB の GPU メモリ
ストレージ 8 GB 以上の空き容量のあるハードディスク。ただし、インストール時には追加の空き容量が必要(取り外し可能なフラッシュメモリを利用したストレージ上にはインストールしない)/メディア用に追加の高速ドライブ アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD/メディア用に追加の高速ドライブ
ディスプレイ 1440x900 1920x1080 以上、HDR ワークフロー用 DisplayHDR 1000
サウンドカード ASIO 互換または Microsoft Windows Driver Model ASIO 互換または Microsoft Windows Driver Model
ネットワークストレージ接続 1 ギガビットイーサネット(HD のみ) 4K 共有ネットワークワークフロー用 10 ギガビットイーサネット

クラウドGPUもおすすめ

GPUの導入には一定のコストがかかってしまいますので、ためらう方も少なくないのではないでしょうか。最近ではクラウドGPUも登場しており、より使いやすいソリューションが提供されていますので、さまざまな角度から検討してみてはいかがでしょうか。

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